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かぐや様は告らせたい 感想(1巻〜7巻まで)

今回は私の大好きな漫画の1つである「かぐや様は告らせたい」の1巻から7巻までの感想を振り返りながら書いていきたいと思います。

 

www.cmoa.jp

 

アニメ化に続き実写映画化までされたことで、今話題になっているかぐや様。アニメの出来は素晴らしかったと言及した上で、それでも自分はやはり漫画が至高だと断言します。なのでぜひ1人でも多くの方に原作を読んで貰いたい作品です。

 

私自身進んで読書を嗜むタイプではないのですが、かぐや様は自分が今現在発売日に合わせて購入する数少ない漫画の1つです。7巻が発売されたくらいの頃に試しに読んでみたところ、キャラクターやその世界観、巧妙なストーリーに惹かれ、今では発売日が毎回待ち遠しくなるほど。

 

当初は最新の16巻から感想を書き始めようと考えていましたが、特別思い入れが強い作品なため、ザッと1巻から振り返ることにしました。振り返り感想は2回に分ける予定なので今回は前編となります。

 

 

 

 

1巻の感想と印象に残った話

初読時は正直この1巻だけでは心から面白い!とはなりませんでした。当時はキャラクター同士の駆け引きに物足りなさを感じたんだけど、今になって思えば丁寧に作品の設定や方向性を提示していたんだなぁと。あと初期の藤原書記はめちゃくちゃ大人しくて今となっては違和感がすごい…まだヒロインしてr(ゲフンゲフン)

 

印象に残った話は「かぐや様はいただきたい」「生徒会は悪戯したい」の2つ。前者ではかぐやが嫉妬するシーンを書いたことでキャラに対する親近感が湧いた気がしましたね(重要)。後者はここまで押され気味だった白銀がかぐやをかなり追いつめたというエピソードで、読了後の満足感が違いました。

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かぐやに告白させるあと一歩のところまで持っていった白銀

このシーンは読んでいて唸った

 

2巻の感想と印象に残った話

2巻に入って面白さが一気に加速した感じを受けました。1巻では細かい説明が多かった印象ですが、2巻からはキャラがかなり動いて物語に勢いが出てましたね。そしてこの段階からもう既に恋愛頭脳戦では無くなってきてます(一応褒めてる)。おや…藤原書記の様子が?

 

印象に残った話は多すぎて選びきれないのが本音ですが、1つに絞るとしたら「白銀御行はまだしてない」でしょうか。かぐや様でたまにある下ネタ回かつラストの赤面かぐやは卑怯。初見時は赤坂先生、いい仕事するなと。あとはこの話を機に徐々にみんながハッチャケていった印象が個人的にありますね。

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ラスト見開きで赤面するかぐや

おかわわわわわわ!!

 

3巻の感想と印象に残った話

生徒会会計の石上が参戦。2巻時点で3人の関係性だったり掛け合いがほぼ出来上がっていたので、ここに1人増やすのは多少心配でもあった。が、出てきてすぐにすんなり馴染んだのは驚きと同時に関心。赤坂先生のキャラクター作りの上手さを感じました。早坂もフィーチャーされ、いよいよ主要キャラが出揃ってきた感。そして藤原書記は今回で完全に本性を表しました。(tntn)

 

印象に残った話は「白銀御行は負けられない」テスト回をここまで面白く描ける作品はそう無いでしょう。生徒会メンバー全員の思惑が交錯しながらテスト当日に向かっていくのがたまらなく好きです。そしてかぐや様を語る上で重要になってくる白銀の信念(かぐやに対する劣等感)も明記されていて、大変満足のいくエピソードでした。

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ギャグ調が一転し、明らかになる白銀の心情

この緩急もかぐや様の魅力

 

4巻の感想と印象に残った話

かわいい圭ちゃんが登場。今後が楽しみなキャラがまた増えました。しかしそれ以上に大きいニュースは石上が初めて藤原書記を撃退したこと。2巻で石上を除く3人の掛け合いが完成したとすれば、この4巻では石上を入れた4人の掛け合いが確立したと言えるでしょう(いや本当に赤坂先生すごい)。そして生徒会の掛け合いは楽しくなる一方。この辺からはもう読む手が止まらなくなってましたね。

 

印象に残った話はかぐやが風邪を引く一連のエピソード。特に「四宮かぐやについて①」ですね。初めてサブタイトルの形を変えてきた回がかぐやの過去に触れる話ということで、とても印象的です。この回でかぐや様はただのラブコメではないと感じ、これまで以上に物語への期待感が高まりました。これは余談ですが、実は私自身シリアスな話が好物でして、アニメでも多少なりそういった展開があるものを好む傾向があります。

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お見舞いにやってきた白銀にかぐやが本音を語り出す

意識が曖昧ではあるものの、弱さを見せる貴重なシーン

 

5巻の感想と印象に残った話

初めて登場人物が2人コンビで表紙を飾る…

そのキャラは主人公の2人…

何も起きないはずがなく…

夏休み編を収録。ここまで読んできて最も満足感に浸ることのできた1巻でした。夏休みが終わった後の後日談や繋ぎも綺麗にハマっていて、かぐや様の醍醐味でもあるシリアスパートと日常パートの緩急がほんとに絶妙でした。赤坂先生の構成力には驚かされてばかりです。

 

印象に残った話は当然「花火の音は聞こえない」。初めての前後編で赤坂先生曰く「ピークを持ってくるように構成した」「キャラの動くままに任せたらああなった」とのこと(インタビューより)

media.comicspace.jp

なんやこのお方…!(驚愕)

いやぁこの際細かいことは省きますが、この話は読んだら自然とため息が出ましたね。もしかしたら読んだことがない方もいるかもしれないので詳しくは言及しません。とにかく読んでほしい!かぐや様に多少でも興味のある方へ、とにかくこの5巻までは読むべきとだけ言っておきます!

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序盤屈指の名エピソードと名高い花火回

タイトル回収を含め、一読の価値あり

 

6巻の感想と印象に残った話

とにかくかぐやの色んな一面が見れる巻。前巻の夏休み編を経て白銀をめちゃくちゃ意識するようになってるかぐやが面白かわいい。どんどんアホになっていく姿はまさに「恋は人を変える」。かぐやの過去に触れた4巻からシリアスパートが要所要所に差し込まれるので読者を飽きさせませんね。かぐやから見た“初めてできた後輩”“好きな人”の両方と進展が見られてるのはいいですね。

 

印象に残った話は「白銀御行は見上げたい」です。重要なエピソードがいくつかあった中、これを選んだ理由としてはかぐやがとにかく可愛いから!

全巻を通しても5本指に入る屈指の神回だと自分は思っています。かぐやのやることが全て裏目に出る話は単純な分、可愛さが爆発しますね。赤坂先生の描くかぐやの赤面顔はほんとに素晴らしい。

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白銀のカウンター(無意識)にかぐやが翻弄される回

怒涛の連続リアクション(激かわ)は破壊力抜群

 

7巻の感想と印象に残った話

1巻をほぼ丸々使っての生徒会選挙編。新キャラの伊井野ミコが登場。颯爽と表紙を飾っている通り、物語はミコを中心にして回るので、今回の頭脳戦(笑)はいつもより少なめでした。多少納得いかない部分があったものの、石上の新たな一面を見れたのは収穫ですね。そして白銀は改めていい主人公だと感じました。その白銀を信頼し支えるかぐやもまた癒し。ほんとにいい関係性だ…

 

印象に残った話は「かぐや様は呼ばれない」です。新生徒会の始動。各々が自身の処遇を心配する中、白銀は当然のことのようにメンバーを指名していく…話自体は割とトントン拍子に進んでいきますが、白銀の1人1人にかける言葉が真摯でとにかくかっこいい!特に自分の想いを伝えるかぐやとのやり取りは最高でした。最後の締めも今後の展開を楽しみにさせるいい一コマですよね。

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またしても白銀のかっこよさが光るエピソード

主人公を心から応援したくなる作品はいいですね

 

1〜7巻を振り返って

1巻の時点では話の広げ方をどうするのか疑問だったんですけど、いやぁ見事でしたね。

巻が進むごとに新たな展開が見られるので飽きるどころか先の展開が気になってどんどん読み進めちゃいました。新たに出てくるキャラも絶妙な立ち位置で違和感なくすぐに溶け込むので、赤坂アカ先生の構成力はすごいの一言ですね。

 

ひとまず7巻まではこれにて終了!

8巻からの後編もこんな感じで纏めていきたいと思っています。

 

それではまた!