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Fate/Grand Order -Epic of Remnant- 英霊剣豪七番勝負《1》感想

今回はFGOの1.5部コミカライズの1つであります、英霊剣豪七番勝負第1巻の感想を書いていきたいと思います!

 

Fate/Grand Order -Epic of Remnant- 英霊剣豪七番勝負 - 原作/TYPE-MOON 漫画/渡れい / 【第1話】汝、死の門をくぐる者 | マガジンポケット

 

普段コミカライズはあまり買わない私ですが、実際に読んでみて「これはすごい!」と驚嘆した作品です。著者である渡れい先生の画力がとにかく半端ない1冊となっています。

マガポケの公式WEBサイトでも第1話と最新話のみ見ることは可能ですが、全話読みは不可能かつ、漫画だとまた一段と迫力が上がりますので、少しでも興味を持たれましたら購入することを強くお勧めします!

 

それでは1話ずつ振り返りながら自分が感じたことや感想を書いていきますね。

※当然ながら、英霊剣豪七番勝負のネタバレを含みますので、未プレイの方は注意!※

 

 

 

 

第1話 汝、死の門をくぐる者

《あらすじ》

見事に人理修復を成し遂げた藤丸立香はある日、マシュとの会話中に突然意識を失くし倒れてしまう。そして意識のたどり着いた先、立香はかつて共に旅をした女性の宮本武蔵と再び出会う…

 

《感想》

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まずはこの英霊剣豪をコミカライズするにあたって女マスター(ぐだ子)を主人公に抜擢したのは意外でしたね。どうしても武蔵との掛け合いが多い話なので、ぐだ男が無難な気がしたのですが…そしてこれが悪くない!女の子同士の掛け合いはこれまた眼福眼福

 

ぬい&田助との遭遇、胤舜登場、英霊剣豪との戦闘開始と、1話から飛ばしてきました。何気に田助のことを“たすけ”と表記されたのは初めてですかね?(“でんすけ”派もいた)。英霊剣豪の登場シーンやエミヤのシャドウサーヴァントを呼び出す描写は特に気合が入っていてよかったです。

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それはそれとしてぐだ子のこのシーン、なんか興奮しない?

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シリアスなシーンなのに邪な考え・・・

(しかしええおっぱいしとる・・・)

 

 

第2話 悪鬼と羅刹

《あらすじ》

立香は意識が飛ばされた先、“下総国”で英霊剣豪を名乗る集団と出会い戦闘へ。一方カルデアでは意識の途絶えた立香を救うべく、職員やサーヴァント達がそれぞれ動き出す

 

《感想》

見所はコミカライズならではのカルデアサイドの追加描写!ゲームには無かったサーヴァント同士の掛け合いも見れて大満足でした。

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玉藻はやっぱりかわいいなぁ…エドモンの登場の仕方かっこいいなぁ…

 

個人的に1番テンション上がったのは酒呑童子がマシュを奮い立たせるシーン

ここの魅せ方と酒呑の使い方は追加で描いてくれた渡れい先生に頭を下げてありがとうと言いたいほど!酒呑の妖艶さと人外の鬼であることを改めて実感する素晴らしいワンシーンでしたね(その後のエミヤのフォローもいい…)

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大迫力酒呑。彼女なりの気遣いでしょうね

 

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そして戦闘シーンでは頼光さんが敵の絶望感、酒呑と胤舜の宝具などどれも上手く絵に落とし込まれてました。いやほんとにすごい…

 

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胤舜の覚悟を聞いた立香。

渡れい先生の描くキャラの表情はいいですね。

 

 

第3話 黒い夢

《あらすじ》

立香たちを逃がすために1人で英霊剣豪に挑む胤舜。渾身の一槍は敵の心臓を貫くも、サーヴァントと同列に語ることのできない英霊剣豪には意味を持たず…

 

《感想》

ここはゲームでプレイしてる時もそうでしたが、やっぱり辛いですね…直前に胤舜の人格者である一面が描写されているので、霊核を塗り潰されて別人に成り果てる場面がなお心に刺さります。渡れい先生の画力で胤舜の一連のシーンが描かれるの辛すぎる…

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人格を全て変えられ、“ランサー・プルガトリオ”に生まれ変わった胤舜は意志を持たずに暴走。立香達を襲ったばかりか、逃げた立香達を追った先、辿り着いた里の人間を1人残らず惨殺していきます。

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1巻の中で最も精神的にくるところでした…

 

ただそんな展開でも立香の表情の描き方1つで引き込まれるんですよねぇ…

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シリアスな表情は作品を彩る1つのファクター(オタフク観)

 

 

第4話 勝負一番目<上>

《あらすじ》

ぬいの案内で庵にやってきた立香と武蔵はそこで“じいちゃま”と呼ばれる若い青年に出会う。立香が青年に妙な既視感を覚える中、そこに胤舜(ランサー・プルガトリオ)がやってくる

 

《感想》

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ついに待ちに待ったこのお方の登場!まだこの段階で名前は明言されてないので伏せますが、ゲームプレイ済みの方なら待ってました!となりますね。

 

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ゲーム中では直接的な言及はされなかったエミヤとの比較もしっかりと描写。原作ファンへのサービス精神も散りばめられててよき。

 

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庵にやってきたプルガトリオを斬るじいちゃま。男前!本当に画になるなぁこの人

 

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そして物語は勝機を見つけた武蔵がプルガトリオに勝負を挑むところで第5話へ。立香と武蔵がお互いのことを理解し合ってる感じがいい!自分はいつも武蔵との掛け合いでは主人公をぐだ男で想像していたんですけど、女性同士の掛け合いも素敵ですね。

 

 

第5話 勝負一番目<下>

《あらすじ》

武蔵は庵に野ざらしにされていた一太刀を(無理やり)借り受け、プルガトリオに対峙。立香に援護も頼み、準備は万端。七番勝負の一番目が始まる

 

《感想》

勝負開始前はゲームの演出をそのまま漫画に落とし込んだかのようで、読んでいて熱くなりましたね。勝負自体はかなりあっさり終わってしまったんですけど、まだ一番目ですし、これからに期待したい!(戦闘描写はさすがの一言でした)

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何度も言及している通り、キャラの表情が印象深いです。ゲームではどうしても立ち絵に限りがあるので、いくらかは自分で想像しないといけないんですけど、このコミカライズのおかげでキャラの細かい心情を表情から補填することができましたね。

 

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胤舜の最期が満足そうで良かった…

 

読了後、各々の表情を頭に補填できたため、改めてもう1度ストーリーを読み返したい欲が出てきました。

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1巻を読み終えて

大変楽しく読ませてもらいました!キャラの表情であったり、1つ1つの細かい描写がゲームプレイ当時のワクワク感を思い起こしてくれました。ゲームには無かった追加の描写も多く見られたので、プレイ済みの人にこそ買って貰いたい!

 

英霊剣豪は1.5部の中で1,2を争う人気エピソード。そのコミカライズ化という大変な仕事を受け持ってくれた渡れい先生に敬意と感謝を。素晴らしい作品をありがとうございます!2巻以降も楽しみにしています。

 

そして1巻を読んで確信しました。やはり酒呑の例のシーンは期待せずにはいられない…!

ゲームで実際にプレイしてて「これ下手したら変な性癖に目覚めるなぁ…」と思ってたんですけど、断言します。このコミカライズで完全に目覚めます。しかも主人公はぐだ子…これはもう、R-18間違いなし!

 

と、最低な締めになってしまいましたが、とにかく2巻以降も期待です!

それではまた!